理念や行動指針で商売がうまくいったはなし

佐久平

今年の夏は東京と長野県佐久市を行ったり来たりの二拠点生活をしています。会社員時代には叶わなかったこの働き方ができることは起業で得たの大きなメリットの一つです。環境が変わると頭も体もスッキリするので仕事の成果物も良くなっている気がします。(当社比、笑

それはさておき、先日旧友と飲んだ時の話。

その旧友は地元では大きな会社の管理職。管理職の悩みとくれば「やる気の少ない部下育成に難儀している」というのは普通の話、旧友のみならず会社員時代の自分も含め多くの管理職が抱えている悩みです。

ただその旧友の部下育成の方法が思わず「うまい!」と言ってしまうものでしたので共有です。

彼は自分の頭で考えて行動し営業成績を伸ばして出世してきた経歴があります。ただし「自分の頭で考えた行動」って再現性が低いのです。その再現性の低さが他者を圧倒する彼の「強み」ですが部下に彼の行動を見せてもなかなか伝わらない。「背中を見て覚えろ」が通用しなかったそうです。そして徐々に彼の部門は売上げが伸び悩み始め前年割れを起こし始めました。自分の行動を真似してもらうにはどうすればいいのか、考えたそうです。

そこで彼は商売する上で意識していること、行動を決定する基準になっていることをシンプルにまとめました。それは

  • 正直であること
  • 約束を守ること

の二つです。これを「チームのルール」として毎朝朝礼で伝えた続けたそうです。そうすると部下の行動が少しづつですが変わってきたそうです。

自分にも同様の経験があります。前職には「クレド」と「行動指針」という二つの社訓的なものがありました。その行動指針の中の「正道を行く」という言葉の存在がとても大きかったのです。商売をする上で(A)か(B)を選択しないといけない時、(A)と(B)のどちらが「正道」を行っているのかを自分を含め多くの社員が自問自答し行動を決定していました。「正道を行く」というのは非常にシンプルで覚えやすく思い出しやすい言葉でした。だから常に頭の中に置くことができました。

話は戻って旧友のチームですが彼の言葉を借りると「(報告内容に)カッコつけることが減った」「(8時間外出でたった2件の訪問など)明らかなサボりが減った」そう。「8時間で訪問2件を許していた君にも問題があるよ(笑」と突っ込んだのは当然ながらも行動を変える環境を作り上げた旧友が頼もしく見えた瞬間でした。やっぱできる男だな、と。

自分自身の「正道を行く」の経験もあり、改めて商売にとって行動指針、理念の重要さを知りました。

当社も理念として「愛と想像力をもって、ものごとを編集し、人の役に立つ」という言葉を掲げています。愛はあるか?想像力を使っているか?お客様の情報・状態・環境を知り編集できているか?それで人の役に立っているか?いつでも振り返り働いています。

國安 淳史
外資系IT企業、ヘルスケアメーカー、PC周辺機器メーカーを経て2018年独立。2000年代から一貫してWEB/商品企画に携わってきました。趣味は音楽(Punk, Jam, Rock, Jazz)、読書(花村萬月、三島由紀夫)、飲酒(新宿を愛す)。1976年 長野県佐久市生まれ 東京都在住。