ナードワードのものづくりの工程を書き記します
仕事において気をつけている点は、案件に対しネガティヴにならないことです。「採算」「在庫」「稟議」「責任」といったワードに動じず、まずは「常識」や「マインドの屋根」を取っ払い、実現に向け絵を描いてみることを大切にしています。もちろん「こりゃあ大変だ」「ヤバイぞ」といった時には事前にアラートをあげますが、「これ売れないっしょ〜」などといきなり決めつけ鼻を折るようなことはいたしません。かのDoorsも「break on through to the other side」と歌っている通り壁をぶち壊し前進することで手に入るものごとや経験があると信じています(たとえがオーバー笑)。
前置きが長くなりましたが以下ものづくり支援の工程です。一般的な工程であり特別なことはいたしておりませんが、つどつど「そろばんを弾き」商売として成り立つか否かを判断する視点を大切にしています。
ものづくり支援の工程
1. 市場調査
(ターゲット市場の調査を支援します。調査や分析などロジカルシンキング不要論がありますが馬鹿げた風潮です。経営者含めたステークホルダー間での共通認識/共通言語としてクリティカルシンキングは必要だと考えています)
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2. 競合商品調査
(他社商品、類似商品のベンチマーク、技術面での分析、ターゲット価格の推定など。採算に囚われたくないですが、ここできちんとそろばんを弾き、冷静に判断をします)
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3. 製造業者ならびに開発会社の紹介、仲介
(商品種別、案件属性に適した国内外関連企業の紹介、仲介をいたします)
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4. 要求仕様書、RFP/要件定義補助支援
(製品の機能要件、設計要件をヒアリングの上、特に技術側面の要件定義作成をフォローします)
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5. 試作品/Mock制作支援
(モック屋さん紹介、製品コンセプトの実証検証のサポート、計画立案などです)
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6. 設計査定支援
(製造委託業者(ODM先など)より提出された設計情報の審査、報告書まとめ、フィードバックを行い、ターゲットとする商品の設計が実現できているか?信頼性のターゲットに見合う設計担っているか?事前に審査を行います)
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7. プロジェクト・マネジメント補佐
(プロジェクト線表の立案と進捗管理や関連する業者間調整業務のサポートをします。あくまでサポートなのでご留意ください)
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8. 検証業務フォロー
(接続機器(TVやスマートフォン等)の接続検証プランニングと製品検証計画の立案支援をします)
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9. 信頼性試験の計画立案
(信頼性試験要件の定義、必要な試験項目の検討支援をします)
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10. 製造、生産管理支援
(製造手順書、製造スケジュールの管理の支援をします)
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11. パッケージや取扱説明書の制作支援
(個装箱、アウターカートンの仕様・デザイン、製品マニュアルの作成など)
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12. 販売促進支援
(WEB制作、コネを使ってニュース媒体や広告代理店の紹介)
以上が一般的な通電モノ(電気製品)を開発支援する際の工程です。通電しないものならばもっとシンプルな工程になりますし、BLEなど認証が必要な案件の場合はさらに細かな工程がはいります。
ものづくりプロセスについては食品の事例ながら、この記事が詳しく書かれており関心しながら読ませていただいています。
株式会社富士通マーケティング コラム
第02回 商品開発のプロセス
食品製造はブランディング力で価格競争から脱却する
日本食品技術株式会社 代表取締役 江本 三男 氏
ナードワードでは現時点で自主企画のものづくりはしていません。たとえば「外付けHDDを作って欲しい」といった具体的な案件をいただいたり「製品企画アイデアを具現化する手伝いをして欲しい」といった支援依頼に対し顧問参画をしています。上記工程のうち部分的な支援も承っています。
おまけ:本日の1曲 The Doors – Break on through
1stアルバムの一曲目。ドアーズは4人編成のバンドですがベースがいません。オルガンがベースラインも弾くことで独特な音の世界を作っています。ギターはSG、サイケデリックサウンドにはGibson SGがしっくりくるのです。